十年来のファンが語る、AKBの衣装の素晴らしさ
こんばんわ、管理人です。
昨今、AKBが歌番組に出るとよくAKBの衣装関連のワードがTwitterのトレンドに上がることが多くなりました。
最近よくトレンドで見かけますわね。 pic.twitter.com/l0yb4eJS0I
— 悠太 (@harutayuta3) 2020年9月12日
AKBの衣装はオサレカンパニーという会社が手掛けており、その衣装数は5万を超えると言われています。
今回は10年前からAKBのファンである私がAKBの衣装の素晴らしさを新規のファンの方にも分かりやすくご紹介していきたいと思います。
AKB衣装の歴史
AKBの衣装の歴史は三年前に発売されたこちらの本に掲載されていますが、今回は簡単にご説明。(ちなみにこの本は今絶版なので入手困難ですが素晴らしい本なので是非機会があれば読んで見てくださいな。)
AKBの衣装はデビュー当時から茅野しのぶさんという女性の方がデザインを手掛けてきました。
しかしAKBの活躍の幅が広がり、メンバーが多くなったこともあり衣装制作が間に合わなくなり、「オサレカンパニー」という会社を2013年に創立。社員を増員し、更にスピーディーな制作を可能にしました。
実は衣装制作だけではなく、メンバーのヘアアレンジやスタイリングなども行っており、本当にこの会社がないとAKBが機能しなくなるくらい偉大な会社!
ここ最近はAKBグループ以外のアイドルへの衣装制作も増え、二次元アイドルの衣装デザインも手掛けるなど、活躍の幅を広げています。
よく誤解されているんですが、オサレカンパニーは乃木坂や欅坂など、坂道シリーズの衣装は手掛けていません。
よく見てみるとAKBと坂道シリーズの衣装はテイストが少し違いますよね。
よく一括りにされることも多いですが、ここの違いは押さえておきましょう。
AKB衣装の魅力
メンバーごとの個性を引き出した個別衣装
ここはもうAKB衣装の代名詞ではないのでしょうか。
AKBは一つの楽曲の衣装でメンバーが着ている衣装が一緒のようで細かいですが一つ一つ違います。
例えば、こちらは2019年のレコード大賞の「サステナブル」の衣装ですが、
違いが分かるでしょうか?
ボーイッシュな岡田奈々ちゃんの衣装は襟ぐりが広めだったり、リボンが使われていないのに対し、二枚目の小栗有以ちゃんは胸元までリボンがあしらわれ襟元もレースで鮮やかな正統派アイドルの衣装。
三枚目の白間美瑠ちゃんは大人っぽさを重視し、岡田奈々ちゃんと一緒でリボンやレースが少なめで甘すぎないような衣装になっています。
こちらはセンターを務めた矢作萌夏ちゃんの衣装。センターらしくお腹部分に長いリボンがあしらわれており、彼女の衣装だけスカートの青いレース部分が二段になっており特別感があります。
このように基本的にAKBの衣装は同じ楽曲の衣装でもメンバーごとにデザインや装飾が異なります。
10人以上のメンバーのデザインを一つ一つ考えるのって凄く大変そうだし、それを形にするにも時間が掛かりそう。
しかしこれはデビュー当時からこうだったわけではなく、むしろ最初の方が全員同じ衣装を着たり、デザインが別でも四種類ぐらいしか作られていませんでした。
転機が訪れたのは14枚目シングルの「RIVER」から。
徐々にメンバーごとの個性が発揮されてきたのを見た茅野しのぶ氏はメンバーごとの個性をデザインに表すことに。
例えば大島優子ならパワフルでスポーティーな、篠田麻里子ならスタイルの良さを活かしたスタイリッシュなデザイン、板野友美ならギャルをイメージした派手な衣装など。
そのほかにも昔はまゆゆは露出が少ない衣装や、ゆきりんの胴の長さを隠すためにワンピース衣装、さっしーの美脚を目立たせるために人よりもスカートを短くするなど、
メンバーのイメージやコンプレックス、魅力からデザインを当てはめていきました。
何故このようなことをしたのかは話題性も一つですが、私的にはAKBはアイドルグループによくあるメンバーカラーと呼ばれるものが存在しないことが挙げられると思います。
例えばももクロちゃんってそれぞれにメンバーカラーが存在しますよね。それが衣装に反映されていることも多いです。
モーニング娘。さんなども各メンバーにメンバーカラーが割り振られており、衣装のワンポイントで使われています。
しかしAKBにはそういうイメージカラーっていうのが実はあまりない!
あまりないっていうのは実際はいくつかありますがファン全員に認識されているものじゃないってことです。
AKBのメンバーカラーでいうと高橋みなみちゃんのピンク(ピンクが好きだから)、指原莉乃ちゃんの黄色(確か黄色が好き?)、岡田奈々ちゃんのミントグリーン(チョコミントが好きだから!)などなど。
でもAKBの衣装ってメンバーを色で分けることってあまりなくて、基本的にデザインやディテールで差別化しています。
その理由として考えられるのはまあ人数が多すぎるからですね。あれだけの人数がいたら絶対に色が被ってしまう。
その代わりにAKBには四つのチームが存在しており、そのチームカラーは存在します。
チームA ピンク
チームK 緑
チームB 青
チーム4 黄
なのでコンサートなどでは結構チームカラーでサイリウムを変えることが多いです。
そうそう、AKBって楽曲でサイリウムの色を変えることが多いのでそこが他のアイドルと文化がまた違うことかもしれませんね。(新規ファンはここで一回戸惑いそう)
なのでメンバーカラーが使えないということでデザインからメンバーごとに変えて各個性を表しているんですね。
このデザインの違いがAKB衣装の一番の魅力だと思っています。
アイドル衣装の概念を変えたデザイン・色
AKBの衣装ってぱっと浮かぶイメージってどんなでしょうか?
ほとんどの人が赤チェックを思う浮かべるのではないでしょうか?
AKB48=赤チェックをイメージ付けたのは間違いなく衣装のお陰だと思います。
実際に赤チェックの衣装は多いです! 今思いつくだけでも代表格である「言い訳Maybe」や「スカート、ひらり」、「#好きなんだ」、「重力シンパシー」などなど。
実はシングル曲で赤チェックの衣装なのは結構少ない。
それ分言い訳Maybeのイメージは強いんですね。
しかしAKBファンの人ってファンであればあるほど、「AKB=赤チェック」というイメージが薄そうです。
私も実際そうです!
理由としてはAKBって本当に大量に衣装があるので、一つのイメージに括ることが難しいですね。
ここ最近は流行りに合わせて膝丈の衣装が増えてきましたが、実際に昔から膝丈の衣装って結構あるんですね。
なのでAKBが膝丈のスカートを履いていたり、淡い色の衣装だとよく「乃木坂っぽい」と言われることがあるのですが。。。
そういう衣装も前からあるよ!ってことだけ言っておきたいです!笑
ここ最近だと話題になったのはMUSICDAYで披露したヘビロテ衣装。
小栗有以ちゃんスタイルやばすぎ問題。
これは2018年紅白の衣装なのですが、当時も結構話題になっていました。
これまでもフォーマルな衣装はいくつかありましたがこういうデザインは初めて見ますので新鮮だし話題にもなりますよね。
こういうのもあります。生地がめちゃくちゃにゴージャスな衣装です。
AKBは非常に生地にこだわっており、生地から制作することもあるんだとか。
常に衣装に使えそうな生地をストックさせて、ここぞというときに使うみたいです。
あと最近の衣装でデザイン性を感じたのはNO WAY MANのステージ衣装です。
岡田さんの雰囲気も合わさってゲームの世界から飛び出してきたみたい。。。
このようなデザインを思いついても形にするのって難しいはずなのに、襟元のところとか凄く綺麗ですよね。
この衣装はスカートが短いですが、ダンスナンバーの曲でもあるので踊っている時に非常に映えていましたね。
AKBの衣装は常に話題性を求め、これからも新しいデザインのものが生み出されていくのが楽しみです。
パフォーマンスを重視したデザイン
メンバーのパフォーマンスを彩ってくれるAKBの衣装たち。
ダンスに合わせた飾りつけやポイントが光ります。
ブレザー姿がフレッシュな大声ダイヤモンドの衣装の腰の部分にはチェックの布飾りがついています。
これは劇場で大声ダイヤモンドを踊っていたメンバーを見て、回る振り付けのときに追ってくるものがほしいと思ったしのぶがあとから付け足したものです。
こちらも人気の高いフライングゲットの衣装。ゆきりんの頭には豪華な金のヘアドレスが。
フライングゲットはサビで手を顔近くに持っていく印象的な振り付けがありますよね。その時に顔がカメラでアップで抜かれることを推測し、少しでも画面を豪華にするためにつけたとのこと。
センターのあっちゃんのヘアドレスは誰よりも豪華なものとなっているので気になった方は衣装本でご確認ください♥
ここまでAKB衣装の魅力を語ってきましたが、この素晴らしさは語り切れるものじゃないなと改めて実感いたしました。
今先輩たちの衣装を着てテレビで踊っているメンバーが、出演後SNSで「今日は○○さんの衣装でした」とキラキラな笑顔で語っている姿を見ると、この衣装がある限りAKBの歴史は続くのだなと思います。
これからも沢山の衣装が生み出され、そしてたくさんのメンバーに引き継がれていく。その流れをこれからも温かい目で見守ろうと思います。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
次回はAKBの1期から16期までのメンバーを期ごとにご紹介していきます。
AKB衣装のアンケート受付中です。宜しくお願いします。